NETFLIX 火花 第2話感想 ※ネタバレ有



【あらすじ】
・先輩、後輩関係のお笑い芸人2人が、さまざまな人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索し、苦悩する姿を描いた作品。

【あらすじ】
・先輩、後輩関係のお笑い芸人2人が、さまざまな人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索し、苦悩する姿を描いた作品。

【主演】
・林遣都、波岡一喜、門脇麦、好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、山本彩、染谷将太、田口トモロヲ、小林薫、徳永えり、渡辺大知、高橋メアリージュン、渡辺哲、忍城修吾、徳井優、温水洋一、嶋田久作、大久保たもつ、橋本綾、俵山峻、西村真二

【原作】
又吉直樹 著「火花」 (文藝春秋 刊)

【総監督】
総監督:廣木隆一  監督:白石和彌 沖田修一 久万真路 毛利安考

【第2話】
・神谷のコンビが活動拠点を徳永と同じ東京に移し、二人は濃密な時間を過ごすようになる。
同じ頃、スパークスは初のネタ見せオーディションに挑戦する。



出だしは徳永が道を歩いている所からスタート、早速神谷から『吉祥寺に住む。どこにおる?夥しい(おびただしい)数の桃』とメールが入る。

個人的にこの『夥しい』が読めず、yahooで【果 編に 多】で検索した私。

このメールに対し徳永は『高円寺です。今から吉祥寺に向かいます。泣き喚く金木犀(きんもくせい)』と返事し駅まで走る。1話の40:00頃に出てたリア充カップルが金木犀について話してたのと関係あんのかな?

01:39頃に待ち合わせ場所へ向かうべく階段を下りる徳永に思わず『走り方!!』とツッコんでしまった私

そして久しぶりの再会を果たした時に、神谷が一言『向こうから変な妖怪歩いてくると思ったら、徳永や』それに対して徳永が『そらこっちの台詞ですよ、ぉ大阪帰ってください、早く、早く早く帰ってください。』

ん?徳永何言うてんねん、話噛み合ってないやんけ。と思った私、そんな徳永を冷静に見つめそして軽く噴き出すようにして神谷が笑う。

心情的に『何言うてんねんこのアホンダラが、可愛い奴め』と思ったのでしょうかね。なんかホッコリしました。

場面は変わり二人で公園を歩く、たぶんここは井の頭公園かな?歩きながら小ボケやツッコミを言い合いながら歩いてる姿にふと昔の自分を重ねてしまう。

その後公園の中で太鼓を叩いている黒人男性の横を通りすぎ、ふと止まる神谷、この時の徳永の『何止まってんねんこの人・・・』感がリアリティがあって面白かった。

そんな男性に対して神谷が突然『ちゃんとやれやぁ!』と叫び出す、その後その男性に噛みつきつつまた神谷が徳永に『なんか俺変な奴みたいになってんのかな?』と問いかけると、すかさず徳永は『完全に変な奴ですよ・・・』これには大いに納得

ここの描写で良かったのは主役二人と黒人のやり取りを遠目に見つめる一般人(なんだかスピードワゴンの小沢さんに見える)が良かった。実際にこういう現場を通ると絶対普通は見ますからね。

ドラマやからってこんな変な人が居て皆素通りするってのは違和感があって個人的にはシラけちゃいます。

ここからその黒人の本気の演奏が恰好よかった。合間合間に徳永が見せる『早く行こうや・・・』的な視線も良かった。

で、その演奏に乗せるようにして神谷の名セリフ

太鼓の太鼓のお兄さん!太鼓の太鼓のお兄さん!真っ赤な帽子のお兄さん!竜よ目覚めよ太鼓の音で!

と叫びだす。そんな魂の叫びに竜が激オコしたのか突然の大雨

そして二人は公園内?のドームを半分に切ったみたいな所で雨宿りをする映像に変わるのですが、この時二人の賢者タイムみたいな表情がなんとも笑えた。

そこから場面は変わり喫茶店へ、ここは実在する武蔵野喫茶店ですね。ここのマスター役が小林薫さん、渋いっす。

で、ここでさっきの『太鼓の太鼓のお兄さん』について二人は話をするのですが、徳永が『ここ際立ってアホでしたね』と言う一言は秀逸

ここで、個人的に2話で二番目に印象的だった言葉

神谷が言った

平凡かどうかだけで判断すると非凡アピール大会に成り下がってしまう、反対に新しいもんを端から否定すると技術アピール大会、両方を上手くまぜてるもんを良しとするとバランス大会に成り下がってしまう』 ※言葉を少し変更してます。

要は【人生の視点は一点だけにせず、多角的な視点を持つように】と勝手な解釈

この言葉と関係あるのかわかりませんが、その後神谷はコーヒーカップを置くときお皿に音が出ないようにそ~っと置きます。最初見た時『何してんねんやろ』と思いましたが、この文章を書いてる時にふと、神谷は徳永に多角的な視点で物事を見てるか試したんじゃないか?と勝手に幸せな解釈をした私

ちなみに、このコーヒーカップをお皿に置くとき音を立てなかった事に対して神谷が尋ねる場面があり徳永がそれに対して回答してますが、それは動画でご確認を。


喫茶店を出た二人はその後路上で『太鼓の太鼓のお兄さん』を叫びだします。で一通り叫び終わった所で場面が変わるのですが、ここで所属事務所社員、緒方(染谷将太さん)が登場、この時の顔が( ˙ω˙ )←こんな感じで面白かった。

突然緒方からオーディションの紙を渡される。しかし、なんとオーディションがその日の夜に行われるという事で徳永はアルバイト先のコンビニを休まなければならなくなる。
この徳永が働くアルバイト先のコンビニ店長が温水洋一さん。テラ挙動不審

そんなこんなでスパークスはお笑いのオーディションに向かいますが、ここに居た芸人(元Bコースのハブさん?)のネタの入り『どうもぉ~人間の胃袋でぇ~す』これには一人で爆笑しました。

その後スパークスのネタ見せが終了し、場面は変わって徳永の相方山下の彼女百合枝(高橋メアリージュンさん)が登場するのですが、、、鈴木紗理奈さんにしか見えんかった。声を聞いて『あれ?鈴木紗理奈さん声たかなったな~・・・』と思ったらどうやら高橋メアリージュンさんだったようでビックリ

その後山下は百合枝と帰り、それを徳永は羨ましそうに見送った所で、突然先程同じネタ見せに居た後輩芸人に声をかけられ飲みに行く。ここで徳永は1話で神谷に奢ってもらった姿を意識し、先輩風を吹かして後輩に奢る。こういう先輩の恰好よいと思った所をすぐ真似する感じがよくわかるのでなんだか、、、お尻がムズムズした。

後輩の酔いもまわった所で、話の話題が神谷(あほんだら)になり、後輩にボロクソに言われてしまう。そんな自分の尊敬する先輩を目の前でボロカスに言われてる徳永の所へ飲み物が運ばれてきて、徳永は後輩にその飲み物をぶっ掛ける、そんな空想が流れて、実際はかけなかった。

徳永の心理描写を表面に出しただけの所も、私も日常社会で幾度となく味わったむなしい感覚

実際はペコペコして、なんか余裕をかましてしまう所もよくわかる。

そんな後輩と別れた徳永の所に神谷から電話がかかってきて

神谷 : 『おう、どこに居てんの?』
徳永 : 『新宿です。』
神谷 : 『ほーん、で、どこに居てんの?』
徳永 : 『新宿を歩いてます。』
神谷 : 『へ~、で、どこにおるん?』
徳永 : 『マリアナ海溝の浅瀬に居ます。』

いや~、私も会社で酔っぱらった先輩からこういう意味不明なカラみされた事あるので気持ちがよくわかる。面白いけど鬱陶しい感覚。

場面は変わって翌日、神谷と徳永は一緒に飲みに行くのですが、ここでも人間の深層心理について話し合う。

個人的に2話で一番印象的だった言葉が、神谷と徳永の会話で

徳永『物事を批評する事からは逃れられへんって思うんですよ』

神谷『だから、唯一の方法はアホになってな、感覚に正直に、おもろいかどうかだけで判断したらええねん。他の奴等の意見に左右されずにな

要はその人の評価や数字、他人の意見じゃなく、ちゃんと【自分がその人を見てどう判断するか】が大事やと言ってるのかと思われる。この感覚ってほんまに大事やと思います。


続けて神谷が『もし俺が、、、人の造ったもんの悪口ばっかり言い出したら俺はもう漫才師やない。そん時は、、、俺を殺してくれ、、、俺はな~、ずっと漫才師であり続けたいねん』
(あえて【作った】ではなく【造った】と表現しております)

まだ2話以降見てませんが、この言葉はこの映画の鍵になるのでは?と推測

その後徳永は歩いて自宅に帰りますが、同じ所に住んでる住人のラブラブタイムに遭遇、その声を外でぼんやり聞いてる内に、妄想に入り込む為か目を瞑った所で突然携帯が鳴り響く、、、

良い所で携帯電話鳴るあるあるですね。

電話の相手はあゆみちゃん(徳永えりさん)という人、この人との関係は後々わかってくるのかな?現段階では同じ元
アルバイト(コンビニ)先の人くらいしかわかりません。

そのあゆみちゃんから『久しぶりに会おっか』とお誘い、なぜか美容室へ行き髪の毛を切ってもらうのですが、ここで『ん~??』と思ったのは、前髪を切る時やたら近い。

実際美容室で髪の毛切ってもらうけど、こんな近くで、しかもブラシ入れずに直で切るってそんなんされた事ない。

この描写も後々何かしら関係してくるのかな?と推測

その後場面は変わりオーディションに挑むスパークス、本人達はそこそこ手応えを感じたが反応は良くわからず、相方が帰り間際に新ギャグ『どうも~スパークスでーす。よろしくお願いしまーす。う~スパァ~クス』これはウーマンラッシュアワー中川パラダイスさんの『パァ~ラダ~イス』を模倣してるのだと思われます。

相方と別れ徳永は歩いて帰る描写へ、歩きながら弾き語りの歌が流れる。まだ10分程残してるのに2話終了か?と思ったら商店街に弾き語りの人(黒猫チェルシーの渡辺 大知さん)が現れ徳永は1000円を置いて帰る。

しかし、実はその弾き語り人は、、、こちらは動画でご確認を。 

個人的には『ん~?、、あ~、、あ~~なるほどね』と思った、なかなかリアリティのある描写やと思った。場面は変わり、徳永の所へ所属事務所から一本の電話が入り、

なんと!!!

続きは動画でご確認を

こんな感じで2話が終了


【第2話の感想】

間違いなく1話よりは入り込んで見れたと思う、でもそれはたぶん、こういうブログを書くって決めて少し気合いを入れて見たからであり、実際何も考えず見てたらスルーしてしまう描写とかいっぱいあったと思う。

この作品は人間の思考についてよく話する場面が多く、あえて小難しい事を言ってんのかな?と邪推してしまう、ヒューマンドラマでもあり、コメディ(題材がお笑いですから)でもあるので、このメリハリが中途半端になると、とたんにお寒い自己陶酔ドラマになってしまうような感じがする。

なんというか、どう伝えれば良いのかわかりませんが、見てるとハラハラしてしまう感じがするのは私だけでしょうか?

さて、3話では走り始めたスパークスと神谷はどうなって行くのでしょうか。


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