NETFLIX 火花 第3話感想 ※ネタバレ有

【あらすじ】
・先輩、後輩関係のお笑い芸人2人が、さまざまな人との関わり合いの中で「笑いとは何か、生きるとは何か」を模索し、苦悩する姿を描いた作品。

【主演】
・林遣都、波岡一喜、門脇麦、好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、山本彩、染谷将太、田口トモロヲ、小林薫、徳永えり、渡辺大知、高橋メアリージュン、渡辺哲、忍城修吾、徳井優、温水洋一、嶋田久作、大久保たもつ、橋本綾、俵山峻、西村真二

【原作】
又吉直樹 著「火花」 (文藝春秋 刊)

【総監督】
総監督:廣木隆一  監督:白石和彌 沖田修一 久万真路 毛利安考

【第3話】
・スパークスが、きちんとした舞台で漫才を披露するまでに成長する一方で、神谷は目立った活躍のないまま、ヒモ同然の真樹という女性と同棲していた。



ネタ見せに挑むスパークス。

ここでは芸人さんの裏側(挨拶まわり、舞台前、舞台後)ってこんな感じなんやなーっと思わせる描写、その後コンビの会話も実際にありえる、、、いや、、、これが現実なんやな~と思った。

しかし1話でも書きましたが、徳永役の林遣都さんの目ってなんか虚ろな感じで印象的。

個人的に目に印象がある俳優さんで思い浮かぶのは、

新井 浩文さん(凶器が感じられる)
山田 孝之さん(刃のような鋭さが感じられる)
柳楽 優弥さん(ギラギラした情熱を感じる)
窪塚 洋介さん(全てに達観した様子が感じられる)

そんな中でも林遣都さんはかなり独特というか、目の奥がドヨ~ンとしてて漫才師という笑いを生業にしてる人には到底見えないのは私だけでしょうか?

話は戻って、スパークスはお互いの方向性について話し合います。ここのやり取りが【THE関西弁のやり取り】って感じで懐かしい。

場面は変わって、徳永はハモニカ横丁(※実際に吉祥寺にあります。)を一人歩いてると、偶然神谷と会ってお互い( ̄ー ̄)←こんな顔でニヤリと笑いあう

そして飲みに行きゴルゴ13を使ったら完全犯罪が可能やら、でもゴルゴ13を使うと法外な報酬が必要やらの話で盛り上がる?03:39に徳永が喋る『確かにゴルゴやと、失敗はほとんどありません』ってセリフの声が又吉さんにソックリ。

で、これは意識してなのか、04:30頃に運ばれてくる料理(ゴボ天?ポコ天?)の形が、、、私の口から言えませんがアレにソックリ、、、こちらは動画でご確認を。必見です。

このブログは動画を見ながら書いてますが、その後先程の料理はポコ天だという事が判明、う~ん、さすが吉祥寺。

飲み終えた二人は夜道を歩きます。この時の神谷の酒に酔った時の『はぁ~、あぁ~、ああぁ~』という呼吸の感じが非常~によくわかる。波岡さんはこういう細かい演技本当に上手だと思います。

ここから執拗に家に誘う神谷、それを執拗に拒む徳永の攻防が始まります。

小競り合いから最後は神谷がハイキック!それをもろに受けて転倒する徳永。『ぃったいの!!なんで蹴んねん!!!』、、、中学生か!と思わずツッコミたくなると同時に、あ~自分も昔はこんな自由に生きとってんな~っと懐かしくなり、悲しくもなり、今の自分が恐ろしくもなり、色んな感情がシャッと目の前を通り過ぎさせてくれた描写でした。

その後二人は神谷の自宅へ向かって歩きますが、なかなか着かない。
この間も ボケ → ツッコミ → ボケ → ツッコミ のオンパレード 

やっと自宅に到着した頃には明け方を迎えてしまいますが、なんとか家に到着。

と、ここでヒロインの真樹(門脇麦さん)が登場。はい。めっちゃ可愛いですね。

その後徳永をベッドに寝かして神谷と真樹はコンビニに向かう。その姿をマンションの窓から見て徳永は二人が恋人同士だと知る。 ← その後4話で別の事実が発覚 4話レビュー記事をご確認くださいませ。

でコンビニから帰ってきた二人を他所に徳永は眠りにつくが、神谷と真樹がそれを邪魔する。

この三人のやり取りは一見楽しそうですが、なんだか楽しかった頃の回想シーンみたいなので今後の展開に波乱を起こしそうと勝手に推測

その後徳永は自宅に帰りもうひと眠り、文章で説明が難しいですが、この時顔の半分に光が当たってたのですが、これは神谷の家で寝てる時の状況とあえて同じにしたのかな?とも思う。

場面は変わって、事務所にある一枚の紙を渡される。なんと、、、こちらは動画でご確認を。

ここでとても共感できたのが、相方山下が『絶対新ネタで行きます!(山下はネタを書いてない)』と熱が入る所、居ますよねこういう人、私も仕事上でこういう事は多々ありますが『ちょっと、、、お前何も考えてない癖によう簡単に言うな、、、』って感覚。考えてない人が悪い訳ではない、その人はその人なりに何かを考えているのですが、実際に大枠を考え形にする事がどれだけしんどいか、且つ、よくこういう時って考えてない人がガンガン気合いだけで物事を進めようとするので、気持ちがズレてしまう。人と仕事してるとこういうのあるよねあるある。

あと余談ですが、加藤鷹(説明は省略します)さんの名言も飛び出します。

ここから徳永の苦労が始まります。外に居ても、家に居ても、喫茶店に居ても四六時中ネタを考える様子もよくわかる。下手すると夢にまで出てくるのでたまらん時期ですね。

そして新ネタでネタ見せが開始、新ネタをボロカスに言われヘコむスパークス、そして次はあほんだらがネタ見せに挑む。その様子を徳永はモニターでジッと眺める。

ここでネタを見てる作家に神谷がアドリブで噛みつく、あ~ハラハラするわ~

そんなこんなであほんだらもネタ見せ終了。その後徳永と神谷は飲みに行く。

個人的に3話で一番目に印象的だった言葉

神谷が言った

偉人が成し遂げた事はどれもすごいけどな~、その人となりが大概はアホや

これには納得、何かと成し遂げるという事は、イコールではないと思うけど、普通とは違った視点で物事を成し遂げるという事だと思う。なので、偉人というのは天才か変人のどっちかだと私も思う。
これが【天才と変人は紙一重】の由来かと思われる。

でこの後徳永と神谷の何気ないやり取りがあるのですが、印象に残ったのは。

徳永は神谷の弟子になる為、ある条件を出される。その条件を満たす為に徳永は良いボールペンとノートを買ったと伝える。すると神谷は『あほやな~、一番安いの買うて100倍に価値のあるもんにしようと思えへんかったんか?』

本当何気ないやり取りですが、徳永は良い物を造る為にまずは形から入り、神谷はその後の価値に視点を当ててたと思われる。こういう視点の違いが天才(変人)と一般の考え方の違いなのかと思わされた。

神谷に言われた後の徳永の反応も悔しいような、でも納得したような感じで共感できた。

その後スパークスの二人は徳永の家で結果を待つ事に、そこに一本の電話が!、、、こちらも動画でご確認を。

そしてなんのかんので年は明け、徳永と神谷と真樹の三人で初詣に向かい、真樹の家で鍋をつつき合う。その後酔いがまわった徳永が漫才論で神谷に絡み始める。この時に真樹が色んな変顔を見せてくれるのは必見。

理論を単純なギャグで潰されるのですが、それが徳永には心地よく感じてるように見受けられた。

仲睦まじい三人の会話、う~ん、やっぱりこれは後々決して良くない波乱が待ち受けてそうと邪推してしまう。

こんな感じで3話が終了


【第3話の感想】

うん、やっと気持ちが映画に追いついてきた感じがして続きが楽しみになってきました。

私は小説は読んでませんが、たぶんここからスパークス、あほんだら、真樹、やら各々の様々な展開が待ち受けているのが容易にわかる。

映画の造り方からなのか、間違いなく皆ハッピーエンド チャンチャン なんて展開ではなく、ある意味天国と地獄が待ち受けているのでしょうか。

あ~なんかこのままサラッと終わってほしいと思う気持ちと、ハチャメチャな展開を望む自分がいる。

ここから林遣都さんの演技(絶望がよく似合う)に注目していきたいと思います。


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